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セブンイレブンでバイトをするなら商品の知識も身につけておきましょう。

セブンイレブン

朝7時から夜11時

セブンイレブン 写真

セブンイレブンはもともとコンビニエンスストアとして産まれたわけではなく、 氷屋として始まった小売店です。 アメリカのテキサス州で1927年に始まったこの氷屋は冷蔵庫が一般家庭に普及 していない時代に毎日16時間営業をしました。 朝の7時から夜の11時、これがセブンイレブンの名前の由来です。 氷は溶けてしまうので大量に保存することができず、営業時間を長くすることで お客さんが便利なように、なるべく無駄の出ないように買ってもらえるよう この営業時間にしたのでしょう。 そこからサービスを増やしてパンやミルクも販売するようになったサウスランド・ アイス社がセブンイレブンの原型となり、1946年に今の名称となりました。 日本では1973年にイトーヨーカ堂がライセンス契約を受けサービス開始しますが、 その後アメリカのセブンイレブンは経営不振により1991年に経営破綻、 イトーヨーカ堂に買収されます。 もともと朝7時〜夜11時の営業時間でセブンイレブンと名付けられたのですが、 今ではほとんどの店舗で24時間営業しています。 アメリカでは1963年に初めて24時間営業の店舗が出現したようです。 日本でも当初は店名通り朝7時〜夜11時の営業が主流でしたが、今では一部の 店舗を除いて24時間営業しているのは時代の流れでしょう。 他のコンビニが24時間営業している中、売上がそれほど少ないわけでもない 深夜の時間帯に店を閉めておくのは、リピーターの獲得という点から見ても 不利になってしまうからです。



フランチャイズ

小売店業界の中でもセブンイレブンは高い利益率と成長率を誇ります。 他のコンビニよりもみかける機会が多いと感じたとしてもそれは間違いではなく、 実際に出店数も着実に増えています。 高い利益率の理由は、フランチャイズ店を多く展開することによって加盟店である 個人事業主からロイヤリティを徴収できるからです。 セブンイレブン本体としてはフランチャイズ店が増えれば増えるだけ利益が出るので、 新規出店も積極的に行っているのです。 他のコンビニ各社よりも出店数の増加ペースも速く、ここから見渡せばセブンイレブン が3店見える、という場所だってあるほどです。 ローソン、サークルK、ファミリーマートはセブンイレブンの出店攻勢にやや押され 気味で、セブンイレブンに鞍替えする店舗のオーナーも出てきました。 PB商品やネームバリュー、フランチャイズ契約の内容によってセブンイレブンの方が 客足に期待できる、儲かるのではないか、と考えるオーナーも出てきたのです。 コンビニならどこも同じと昔は思っていたのですが、今ではコンビニごとに商品も 違いお気に入りの商品を持つお客さんも増えました。 このコンビニよりもあっちのコンビニの方がいいかな、という時代になったのです。 これはPB商品を開発してきた企業努力によるものでしょう。 それがフランチャイズのオーナーにセブンイレブンで出店したいと思わせる、 魅力のひとつにもなりつつあります。 そしてフランチャイズ契約の店舗が増えれば、セブンイレブンもますます利益をあげて 成長していくのです。



日本で進化

アメリカのサウスランド社とのライセンス契約によりイトーヨーカ堂が日本で展開を 開始したセブンイレブンですが、アメリカから持ってきたノウハウがそのまま日本で 通用するわけもなく、この国に合わせて変化してきました。 アメリカと日本では文化も食生活も違いますから、アメリカ仕様のセブンイレブンでは 通用しない部分もあるからです。 商品の品揃えは特に顕著で、オニギリなんかはアメリカでは売っていませんが日本 では人気の定番メニューです。 また細かな売り場の内容変更も日本独特のもので、天気に合わせて仕入れる商品の数量 も変わりますし、地域周辺の住民・利用客によって店舗ごとにも品揃えは変わります。 近くでお祭りや運動会などイベントがあってもその日の仕入れは通常とは変わりますし、 効率よく収益を出すための進化をしています。 コンビニで買い物をする人の多くは近隣の住民ですので、周囲の様子にはお構いなしで 営業しているように見えるコンビニですが、じつはものすごく敏感なのです。 お年寄りが多い地域なのか、家族が多い地域なのか、若者の1人暮らしが多い地域 なのかで陳列される商品も全く違いますし、もし賞味期限の短い生ものの仕入れの 見当を誤ってしまうと、廃棄処分で捨てられる食べ物が増えて店舗は損失を出して しまいます。 その店舗でその日何がどれだけ売れるか、これを見極めることが薄利多売のコンビニに 求められることですので、店舗の周辺の状況にも常に気を配っているのです。 ちなみに7月11日はセブンイレブンの日で、全国でセブンイレブンの従業員が 店舗周辺を清掃する日になっています。



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